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カラー原稿もスキャニングで整理
カラー原稿のスキャニング

図面などはほとんどモノクロスキャニングで対応できますが、カラー原稿の場合スキャナーの使用する機材によって色味が変わる場合があります。小型のサイズA3以下ですと事務所や店舗にある小型の複合コピー機の機能でスキャニングする事ができますし、A4サイズなら小型複合インクジェットプリンターでもスキャンする事は出来ますが、それ以上のサイズは専門店で作業する事になります。
民生機いわゆる一般的に出回っている小型スキャナーと専門業者が使うスキャナーの違いは取り扱うサイズもそうですが、概ね機材の取り込み時の精度(誤差)が少ないという事です。決して画質が極端に違うという事ではありません。(後述)かえって小型民生機の方がスキャナーのドライバー補正でメリハリが付いて綺麗に見える事もあります。
業務用の機材は縦横の誤差が小さいのが前提で作られておりますので、スキャナー本体も割とがっしりとした作りになっておりますが、特に大型平置きのフラットベッド機は精度を要求される場合が多いので、製造メーカーも筐体をしっかり作り込んでフレームから精度を上げるような設計をしてあります。
解像度とピクセル数と画質の関係

最初に語句の意味からご説明いたします。
・解像度(DPI)はドットパーインチですので、1インチあたりの情報量の事を言います。
・画質というとカラーの色再現の事を一般的には意味いたします。
・ピクセル数はコンピューター上の画像サイズです。
解像度が高いと画質が良い?いえいえ、高解像度は必ずしも高画質ではありません。では、解像度が高いとなにが良いのか?といいますと、出力時の滑らかさが違います。
例えば同じピクセル数のデータ(画像は一緒)
480×640ピクセルで72dpiのデータ
480×640ピクセルで300dpiのデータ
では拡大した時にどちらかがギザギザが目立つか?簡単ですよね?300dpiの方が綺麗なのはすぐお分かり頂けると思います。
解像度は必要に応じて高くするか低くするかになりますので、使用目的により変わってきます。では解像度が同じでピクセル数が違う場合
例えば
・480×640ピクセルで600dpiのデータ
・2400×3200ピクセルのデータで150dpiのデータ
では勿論ピクセル数が大きい方が綺麗です。同条件にしてみるとわかり易いでしょうか?2400×3200ピクセルのデータで150dpiのデータを480×640ピクセルにリサイズした場合1/5小さくなりますから、必然的に解像度は5倍相当になります。小さくする分1インチあたりの情報量は詰まりますので750dpi相当になる訳です。データの数値だけでこれだけ違いますが、出力するともっとわかり易いかもしれませんね。とにかく解像度とピクセル数の関係は深い間柄といえると思います。
「小さい原稿は高解像度=大きな原稿は低解像度」
簡単にいうとこんな感じで把握されてよいと思います。
ちなみにA1(841×594mm)サイズで300dpiでスキャンした場合
9933×7016pixcelになります。A3サイズで600dpiでスキャンしたのと同等です。
如何に大きなデータサイズかお分かり頂けると思います。つまり原稿サイズが大きいと取り込み解像度を極端に高くしなければならない訳ではないという事です。
必要以上に大きなデータサイズはあとあとパソコンでの処理でも時間が掛かってしまいますし、当然プリンターの処理の時間も掛かるのと、勿論データのサイズも肥大はデータ量も比例して増えますので、その点も考慮して作業するのが良いと思います。
一般的に「画質はカラーの色再現」ですから、これは読み込みのスキャナーの性能に依るところが多いので、解像度が高いと画質が良いというのはちょっとちがうのです。データ上の画質の観点からみれば高い解像度の方が画質が良いとは言えますが。
スキャンした原稿の出力(印刷機以外 インクジェット出力やレーザー出力の場合)

例えば写真をスキャナーで取り込んでみたときのパソコン上の画面で表示される画像と原稿の写真を比べてみると違いがあるというのはよくあるパターンです。全く同じなら良いのですが、やはり違います。そしてそれをプリントアウトすると更に違ったりするのが普通です。どうしてそうなるのか?それは機材のカラーマッチングが取れていないのが原因です。と言ってしまえば簡単ですが、これがなかなか難しいのです。誰しもがDTPのプロの様に画面とプリンターのカラーマッチングを取っているとは限りません。
後々調整するとは言っても、スキャンする時に適当に取り込むという訳にはいきません。カラースキャニングの段階でやはり精度の高く色の再現性が保たれていなければ、あとで調整できるとはいっても出力が綺麗には出来ません。色が飛んでいたり、極端な色味の違いなどは後からでは調整するにも出来ない事があるからです。
スキャン画像からの出力ワークフロー(スキャン→プリントアウト)を上手く行うには
・スキャニングの取り込み
・出力用の画像調整
・校正出力
・本出力
の行程になります。またプリンターはメーカー毎いえ、機種ごとに色の出し方に「癖」があります。この場合の「癖」とは色の出し方言い換えても差し付けはないでしょう。例えばA社のプリンターは「赤系」の色が弱い。またB社のプリンターは「青系」が弱いなどあります。困った事に出力する用紙の種類でも色味は大分変わります。最終的には出力機と使用する用紙に合わせ原稿をフォトショプなどで調整して出力する事になります。スキャンデータを出力する際は出力する機材に合わせ調整がどうしても必要ですので、出力機の癖をいかに理解して調整するかが出力作業の際、必要な重要なスキルになります。
またデータで出力用に作製したものとは違いスキャニングの入力は基本RGBですので、CMYKで作製されたデータとは色の再現性の幅が大きく異なり、CMYKの4色と色の帯域が広いRGBでは色味が大分異なり色の再現性に制限があります。RGBからCMYKに変換すれば画面とプリンターのマッチングもかなり近づきますが、単純に変換したところで色は変わってしまっているので、そこから調整が必要となります。
RGB入力をCMYKに変換する際もやはりRGBである程度まで色味を追い込んで調整しないとCMYK変換後の調整も上手くいかないケースもあります。
では必ずしもCMYK変換しないといけないか?というと原稿次第ですが、RGBのままの方が良かったりす場合もありますので、ケースバイケースです。CMYKにした方が絶対的に良い訳ではないですしCMYK変換後の調整の方が色の再現帯域が狭い分、逆に色を出そうとすると調整が難しくなる場合も十分あります。


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